(2/25~)成果展『記録と表現ー立ち止まり、また動き出す』のお知らせ

(2/25~)成果展『記録と表現ー立ち止まり、また動き出す』のお知らせ

23.02.10

2022年度福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス事業(第Ⅲ期)に参加したドクペルー[ホセ・バラド&ヒメナ・モーラ](ペルー)、下寺孝典[タイヤ](大阪)、長野櫻子(福岡)は、1月上旬からの約2カ月間、さまざまな場所を行き来しながら滞在制作をおこなってきました。本展では、この3組のアーティストたちが、福岡でたくましく生きる人々とその日常に触れるなかで、何度も立ち止まりつつ、考え、記録し、表現しようとしてきたことを、ドキュメンタリー映画、アニメーション、屋台インスタレーションという形で発表します。

期間 2023年2月25日 (土) 〜 2023年3月5日 (日)
会場
▼ Artist Cafe Fukuoka内 スタジオ/ギャラリー 中央区城内2-5 11:00-17:00 ※2/27(月)休館
▼ 福岡アジア美術館 7階 アートカフェ 博多区下川端町3-1 9:30-19:30(金曜・土曜は20:00まで) ※3/1(水)休館

観覧料 無料

主催 福岡アジア美術館

共催 西日本新聞社、ラブエフエム国際放送株式会社

====================================

ドクペルー [ホセ・バラド、ヒメナ・モーラ]   招へい期間  1/11 – 3/10

2003年グループ結成。ホセ・バラド:1961年生まれ、ペルー、リマ在住。ヒメナ・モーラ:1979年生まれ、ペルー・リマ在住。2003年の結成から20年にわたり、ペルーや他のラテン・アメリカ諸国で350本以上のドキュメンタリーを制作。地域の人々、歴史に寄り添い続ける。

‒滞在制作作品

「福岡アジア美術館でのレジデンスは、美術館とワークショップ参加者の皆さんのおかげで、私たちの期待を大きく上回るものになりました。参加者から提案されたテーマは福岡の様々な伝統、オーラルヒストリーや記憶を伝えてくれます。私たちが撮影しているうきは市は、豊かな自然と人々のつながりに囲まれた土地です。また伝統が現代に受け継がれている場所でもあります。福岡とペルーの地方の暮らしには似ているところがあり、とても親しみを感じています。」(ドクペルー)

ドクペルー | 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)

 

長野 櫻子   招へい期間  1/10 – 3/10

1989年生まれ、福岡市在住。記憶と身体、動きと共感の関係をアニメーションをとおして模索。短編アニメーションを作るかたわら、空間にアニメーションを配置するインスタレーションも制作している。

‒滞在制作作品

「以前の日常に少しずつ戻りつつある中で、この街に住む人たちは、世界的なパンデミックの中をどんなふうに過ごし、どんなことを考えていたのだろう。6人の年齢も性別も異なる福岡市民の方々にインタビューを行い、そのお話をもとにアニメーションを制作する。」(長野)

 

長野櫻子| 福岡アジア美術館 (fukuoka.lg.jp)

 

下寺 孝典 〔タイヤ〕 招へい期間  1/10 – 3/10

1994年生まれ、大阪市在住。在学中からアジア諸国の屋台研究をおこない、現在は屋台研究家として活動。アジア各国の都市を旅しながら、人々の路上での振る舞いを観察・記録するとともに、屋台の生産流通に踏み込みながら実践的活動をおこなっている。

‒滞在制作作品

《動く屋根》

「『屋台』とは何か? わたしはこの問いを探っている。屋台はその土地の風土や歴史によってカタチづけられ、また屋根に特徴が現れてくるのではないだろうか。今作では、屋台職人とともにつくった福岡やアジアの『動く屋根』について考察します。」(下寺)

成果展PDFのダウンロードはこちら >